人生100年時代の未来に、お金の不安を感じている方は多いと思います。
国のマイナス金利政策で、銀行の普通預金や定期預金に預けているだけでは
お金はふえませんし、将来の公的年金も実際に生活していけるだけの金額が
もらえない状況です。
それに輪をかけて、インフレ(物価上昇率)のことも考えなければ
なりません。
例えば、現在の政府が政策の中で目標としている物価上昇率の2%が
続いた30年後は、物に対するお金の価値は約1/2
になってしまう計算になります。
現在月々30万円で生活できていたとしたら、
30年後は、月々60万円ないと生活できないということになります。
読者の30年後は、年金生活だけになっている方もいるかもしれません。
何もしないで普通預金に預けているだけの30万円の30年後は、
約31万円くらいになっている程度でしょうか。
これからの日本社会を生き抜いていくためには、
投資(資産運用)を考え実行していくことが必須であることが、
ご理解いただけると思います。
投資(資産運用)をすることは、投機と違い、いくつかの簡単な
ポイントを抑えていただければそんなに難しくありません。
その手順については、この後の別の記事で書きたいと思います。
今回は、実際に資産運用を実行する前にしていただきたい、
とても大事なことを以下にお伝えいたします。
①今自分がいる位置を確認する
※現在の資産状況を洗い出す
②「これからどう生きたいか」を詳細に思い描く
※希望のライフデザインを思い描く、どういう風に過ごしたいか、
いつまで働きたいか、など理想の生き方
③②の実現に必要なお金(金額)を明確にする
※食費などの基本生活費に加え3大コスト
(子供への教育費、住宅費、セカンドライフ費)や
保険、耐久財、旅行、趣味、夢などにかかる金額
④③を達成するための投資(資産運用)の計画を立てる
※どの位のリターンで運用をすれば良いか?目標リターンの設定
及びその実行プランを立てる
以上です。
要は、目標(理想)と現在の自分のギャップを明確にして、
それを埋める投資(資産運用)計画をたてる!ということです。
そのことを最初にしっかり行うことで、
投資(資産運用)をすることへの強い動機付けができ
長期の運用を粘り強く続けていくことができるようになります。
又、目標リターン(いつまでにいくら)が明確になり、
不必要なリスクを取らなくてもよくなります。
投資(資産運用)の一番の大敵である、心の動揺も
(相場が急に上がったり下がったりすることへの)
すくなくすることができます。
この一連の作業が『ライフプラン』になります。
FPが『ライフプラン』という場合は、理想の人生設計全体を
見渡した際の必要な資金面のシミュレーションとその作戦
をいいます。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、この『ライフプラン』
を作ることで様々な効果が期待できます。
投資(資産運用)もそうですが、住宅を購入するときなどにおいても
『ライフプラン』なしで行動に移すことは危険!といって良いくらいです。
『ライフプラン』はご自身で作っていただくこともできます。
ただ、インフレ率や運用率の調整、様々なライフイベントの項目の入れ方や
その数値の落としどころなど、FPのカウンセリングを受けていただく
費用対効果も大きいです。
『ライフプラン』をつくるこへのご相談や、ご質問その他ご要望など
ございましたらお気軽にお問合せください。
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