人生100年時代の住宅購入の考え方

住宅

平均寿命がどんどん延び『人生100年時代』になろうとしています。

一方で将来もらえる年金は、少子高齢化により確実に少なくなることが
予定されています。

そういった背景の中で、
『マネーリテラシー』:お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力:
がますます重要になってきています。

その一環として、人生の中で一番高い買い物と言われている
『住宅購入』についての『マネーリテラシー』を考えてみたいと思います。

これからの日本の中で訪れる
『人生100年時代』『少子高齢化』『人口減少』
といったキーワードをポイントにこれからの【住宅購入】について
考えてみたいと思います。

既に減少が始めっている日本の人口が、いよいよ首都東京でも都下は
2020年から23区でも2025年をピークに人口減少に転じると予想されて
います。

そのことから住宅の流通量が減り、
今後ますます不動産の資産価値の2極化が拡がることが予想されています。

そのため、以前にもまして「物件選び」が重要になって
くると思われます。

日頃のお客様のご相談で、
住居に関する将来の『ライフプラン』シミュレーションの中で

『子供が成長するまでは、広く上下階を気にしなくよい
一戸建てに住み続け、その後子供が独立して夫婦2人きりになったら、
その家を売った資金で、駅近の2人で住めれば充分
な広さの中古マンションに住み替えたい』、
といったご希望のシナリオがとても多いのですが、
今後は、そのような住み替えが難しくなる可能性がありあす。

その理由は、今後の人口減少により不動産が余り
空き家が増え、売却したくてもなかなか売れない物件が増える
ことが予想されているからです。

一方で、立地により人が集まり活気に満ちて住宅価格が
維持しされ、もしくは一部では上昇する物件も出てくるといった
今まで以上の不動産の資産価値の『2極化』が予想されているのです。

売れなければ、住み替えなければいいわけですが、
エリアによっては、人口が減り買い物施設や病院などの
住環境インフラが減って、そこに住み続けるのが難しくなるかもしれません、

又、売れなくても余分な資金があり、その資金で駅近のマンションが
購入できれば良いのですが、そのような方は少ないと思います。

ましてや、人生100年時代で年金だけでは生活費が足りない
と言われている老後において、余分な資金をねん出できる方は
少ないと思われます。

反対に、老後の生活資金が足りなくなる方が増えることでしょう。

そういった方のために、住居を活用して生活資金の一部をねん出する
制度があります。

代表的なのは、『リバースモーゲージ』です。
自宅を担保にして返済不要のお金が受け取れ取れる制度です。

、『リースバック』という制度もあります。
自宅を売却して資金を受け取る一方で、賃料を払いそのままその自宅に
住み続けられる制度です。

上記制度は、住宅に一定の資産価値があること等が
条件になります。

時代の要請でこれからは、不動産資産を活用しながら
老後生活資金の一部をねん出する、これに類する制度を扱う金融機関が
増えてくると思われます。

売却して住み替えるにしても、賃貸で貸すにしても
『リバースモーゲージ』や『リースバック』を活用するにしても
その時の住宅の資産価値が重要になるのです。

上記の点から、今後はますます将来も資産価値が下がらず
維持できるそういう物件を探す『物件を見る目』、すなわち『物件選び』
が重要になってくると思われます。

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